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Posted by 滋賀咲くブログ at

2012年12月06日

自転車優先レーン

「道路(車道)に自転車走行レーンを作ってほしい」 と私が言ったとしましょう。
「クルマが渋滞している現在の道路状況をみれば無理なことはわかるだろう」
と殆どの人がおっしゃるでしょう。 それは私たちも承知しています。

でも、今の道路状態で自転車で走るる気になりますか。
危ないから自転車はやめて、マイカーで行こうとなるでしょう。

結局、道路にはますますクルマが氾濫し、排ガス、騒音、交通事故等が増えるだけです。

とりあえずは、現状の道路の両端に幅70cmほどの青か緑のカラー塗装をしてほしい。
それが現在私たちが要望している自転車レーンです。

小学校の近辺で、児童の通学用として似たようなレーンが塗装がされているのを
ご覧になったことありませんか。

①同じようなものを、道路の両側に作ること。
②そして自転車レーンを示すロゴ進行方向を示すマークを描くこと。

それだけのことなのです。
でも、この2点は極めて重要なことなのです。(その理由は後日)


尼崎市で実施された事例の写真を掲載します。
これは模範事例なので中央の2車線の車道の両側に自転車レーンをとり、
その外側には街路樹が植えられ、さらに歩道が設けられています。



私たちの提唱する自転車レーンは、2車線をとるのがやっとの道路でも、
多分そこにはセンターラインしか引かれていない道路の両側に
自転車用のカラー塗装レーンをしてほしいというものです。

「それじゃ自動車の走れる車道幅は取れないではないか。」
その通りです。
でも、このレーンには自動車が入ってはいけないということではないのです。

尼崎市に整備されたのは自転車専用道路です。
そこには原則として自動車は入れないことになります。
だが、私たちが提唱する自転車優先レーンは、
歩行者も自転車の走行もなければこのレーンを走ることができます。
だから自転車優先レーン(仮称)と呼ぶことにしています。

道路交通法に定めのないことをしろというのか。
法律改正を求めるのが先決だといわれる方があるかも知れません。

私たちは、次のように解釈します。道路交通法では、自転車は車道の左端を走行することが定められています。
それは自転車が車道の左端を走っていれば、
それを追越そうとする自動車は、それを避け道路中央部へ(現実的には反対車線に)迂回して
かつ、スピードを落として追いこすこと、反対車線に対向する自動車があれば、
それが通過するのを待って追い越すこと。
それが当然の法理だと解します。

でも、現実に走っているクルマの大部分にそんな配慮は見られず、
自転車は危険極まりない走行を余儀なくされています。
むしろ、自転車が車道を走るなんて非常識だと言わんばかりの運転者も少なくありません。

自転車通行可歩道という、世界にも例のないものを作った
警察行政の誤りの影響も大きいと思います。

車道の左端にカラー塗装のレーンがあれば
運転者の意識と、自転車・歩行者への注意の払い方は大きく変わると思います。
かくいう私自身、自動車を運転している一人として。

随分長くなってしまいました。
辛抱して最後まで読んでいただいた方に深く感謝します。
  


Posted by Little Ben at 13:51Comments(1)自転車